コンサル業界ニュース

2017.06.28 ミューズコー 久保裕丈氏(ATカーニー出身)

コンサル業界ニュースメールマガジン登録


 

コンサルティングファームからの起業家
コンサルグファームを卒業後に「起業」にチャレンジしている人は多い。
本特集「コンサルティングファームを経た起業家たち」では、コンサル出身の起業家を詳細に紹介します

→特集トップページへはこちらをクリックしてください
 

久保裕丈氏のプロフィール

ATカーニー時代に直面した、アパレル業界の課題を起業で解決

ミューズコー株式会社を設立した久保裕丈氏は、1981年東京都生まれ。東京大学・大学院卒業。2007年外資系コンサルティング会社のATカーニーに入社。2012年に退社し、同年2月にミューズコー株式会社を設立。代表取締役社長に就任。

コンサル時代にアパレル業界のクライアントと接し、トレンドの移り変わりが激しいファッション業界で大量の在庫が問題化していることを知った。在庫商品を「ブランド」と「消費者」の双方にとって、魅力的な条件で販売したいと発想したことが同社起業のきっかけという。

同氏は、2015年3月ミクシィに対する自社株売却後に同社を離れている。

 

ミューズコー社のサービス

あえて商品数を厳選、ファンの心をつかむフラッシュセールサイト

久保裕丈氏が設立したミューズコー株式会社は、会員制の女性向けのファッション通販サイト「MUSE & Co.」を運営。同サイトでは、販売期間を限定したフラッシュセールを実施。「期間限定」や「数量限定」を謳って特別価格で提供することで、ブランド価値を下げる安売りを回避し、メーカーとユーザーの双方にとってメリットが大きい販売形態を実現している。

2,000以上のブランドと提携し、ハイブランドを始め、トレンドファッション、コスメ、インテリア、日用雑貨まで、幅広いカテゴリーの人気ブラン商品を最大90%オフで販売。ブランドからの委託販売をしており、自社では在庫を持たない。1週間限定のフラッシュセールの形式で毎日20時から販売を開始。セール開始の20時がアクセスのピークで、1日で全体の6、7割の商品が売れてしまうという。

同サイトのこだわりは、サイトが厳選したアイテムのみを、常時7~8ブランドに絞って販売していること。膨大なアイテムの中から検索をかけて好みの商品を見つけ出す、一般的なファッションECサイトとは一線を画して、あえて選りすぐりだけを扱うことで、「世の中で一番ラクに、自分に似合う商品を選べるサイト」を目指している。2016年11月には会員数100万人を突破。

 

出典:同社WEBサイトhttps://museco.jp/

資金調達状況・事業拡大に向けての動き

増資、M&Aを繰り返し、2017年よりオールアバウト(All About)グループ傘下へ

ミューズコー株式会社は、2012年の創業以来、複数の増資、M&Aを経験。

2012年5月に、インフィニティ・ベンチャーズ LLP3名を割当先とする第三者割当増資を実施し、総額 6,050万円を調達した。2013年5月には、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社(ITV)、インフィニティ・ベンチャーズLLP(IVP)、三菱UFJキャピタル株式会社(MUCAP)の3社を割当先とする、総額3.5億円の第三者割当増資を実施。

2015年2月、株式会社ミクシィに全株式を17億4,900万円で売却し、同社の完全子会社となる。その後、2017年1月にマネージメントバイアウトにより全株式をミクシィから買い戻す。同年5月には、生活総合情報サイトを運営するオールアバウト(All About)に全株式を売却・完全子会社となり、オールアバウトグループの傘下に入る。

 

(2017年6月 コンサル業界ニュース編集部によるまとめ)

コンサルファームからの起業

コンサル業界ニュースメールマガジン登録


 

Pickup

Feature

マッキンゼー出身の原聖吾氏が設立した医療系スタートアップが11億円の資金調達

マッキンゼー出身の起業家 原 聖吾 氏が2015年に起業した医療系スタートアップ「株式会社情報医療」(※以下「MICIN」)が、2018年4月末までに三菱商事株式会社など4社から11億円を調達したことを発表した。

2018.05.15

~INTERVIEW~A.T.カーニー石田真康が歩む戦略コンサルタントと宇宙ビジネス活動という2つの世界

宇宙ビジネスに取り組むきっかけ。それは、30歳を手前に病に倒れた時、少年時代に抱いた宇宙への憧れを思い返したことだった。石田氏は戦略コンサルタントとして活動しながらどのように宇宙ビジネスに取り組んでいるのか語ってもらった。

2018.01.10

~INTERVIEW~ 経営共創基盤の10年【第4回】コンサル業界の枠を超えたプロフェッショナルファームの実像

経営共創基盤(IGPI)の代表的な実績の一つが、東日本の地方公共交通など8社を傘下に持つ「みちのりホールディングス」への出資と運営だ。経営難の地方公共交通事業を再建しローカル経済にも貢献している意味でも高い評価を得ている事業。なぜ右肩下がりが続く構造不況業種の地方公共交通に出資したのか、どのように事業再生の成功にまでに至ったのか。みちのりホールディングス代表取締役の松本順氏(経営共創基盤・取締役マネージングディレクター)に聞いた。

2017.11.22


ページの先頭へ