iOS 18の新機能「パスワード」アプリは、iPhoneのパスワード管理をより便利にし、セキュリティを強化するための画期的なツールです。
本記事では、このアプリの特徴、使い方、メリット・デメリットについて、初心者にもわかりやすくご説明します。
iPhone(iOS18)の「パスワード」アプリについて詳しく解説
iOS 18の「パスワード」アプリとは?
「パスワード」アプリは何が変わったのか?
iOS 18では、これまで「設定」アプリ内にあったパスワード管理機能が独立し、専用アプリとして登場しました。このアプリでは、ウェブサイトやアプリのログイン情報を安全に管理できます。iOS 18にアップデートすると、「パスワード」アプリは自動的にホーム画面に追加されます。ただし、これは新規アプリではなく、既存機能を独立・強化したものです。
「パスワード」アプリの新機能とメリット
「パスワード」アプリには、以下の新機能と利便性が含まれています。
1. 独立したアプリで使いやすさ向上
これまでの「設定」アプリ内の分散した機能を1つに集約し、より直感的な操作が可能になりました。
2. 強力なパスワード生成
安全性の高いパスワードを自動生成でき、複雑な文字列でアカウントを保護できます。
3. パスワード漏洩チェック
保存されたパスワードが漏洩したデータに含まれていないかを確認する機能が搭載され、安全性を保てます。
4. 自動入力機能
保存されたログイン情報を簡単に入力できるため、手間を削減できます。
5. iCloud Keychainとの同期
Appleデバイス間でパスワードを安全に同期でき、複数デバイスで一貫した管理が可能です。
6. Windowsデバイスからのアクセス
Windows用のiCloudアプリを使用すれば、保存されたパスワードにPCからもアクセスできます。
7. パスワード共有
家族や友人と安全にパスワードを共有するための「共有グループ」を作成可能です。
8. パスキーのサポート
従来のパスワードに代わり、より安全で便利な認証方法として注目されるパスキーに対応しています。
9. 確認コードの自動入力
二要素認証などで必要な確認コードを自動入力できるため、セキュリティを強化しながら利便性も向上します。
「パスワード」アプリのデメリット
注意すべき点は以下の通りです。
- クレジットカード情報の管理不可
現時点では、クレジットカード情報をこのアプリで管理することはできません。 - iOS 18へのアップデートが必要
「パスワード」アプリを使用するためには、デバイスを最新のiOS 18にアップデートする必要があります。
「パスワード」アプリの使い方
1. アプリの基本操作
- ホーム画面から「パスワード」アプリを開きます。
- Apple IDでサインインします。
- 「パスワードを追加」ボタンをタップし、ウェブサイトやアプリのログイン情報を入力します。
2. 新規保存
以下の方法で新しいパスワードを保存できます。
- ブラウザ経由の保存
サービスにログインする際、「パスワードを保存」のメッセージが表示されるので、タップして保存します。 - アプリからの保存
アプリ内の「+」ボタンをタップし、サイト名やユーザー名を入力して保存します。
3. 強力なパスワードの生成
- ログイン画面で自動生成オプションを選び、強力なパスワードを作成できます。
- アプリ内でも「パスワードを生成」ボタンを使用して作成可能です。
4. セキュリティチェック
アプリ内の「セキュリティ」タブを確認することで、使い回しや漏洩リスクのあるパスワードを特定し、改善策を講じられます。
5. パスワード共有
共有グループを作成し、選択したパスワードをグループ内で安全に共有できます。
iPhoneから削除してしまった場合
「パスワード」アプリを誤って削除した場合でも、以下の手順で簡単に再インストール可能です。
- App Storeを開き、「パスワード」と検索します。
- 検索結果から「入手」をタップして再インストールします。
まとめ:iPhone(iOS18)「パスワード」アプリは無料で便利なツール
iOS 18の「パスワード」アプリは無料で利用でき、安全性と利便性を兼ね備えた優れたツールです。初心者にも扱いやすく、パスワード管理のストレスを大幅に軽減します。一方で、クレジットカード管理ができない点やiOS 18へのアップデートが必要な点には注意が必要です。
ぜひ「パスワード」アプリを活用して、より安心で便利なデジタルライフを送りましょう。